平成22年3月18日に省令等が一部改正され、ディーゼル特定特殊自動車の排出ガス規制が強化されます。

※規制適用日以降に製作又は輸入された特定特殊自動車は、基準適合表示等が付されたものでなければ国内で使用できません。(一部規制対象外車もあります。)

特定特殊自動車排出ガス規制法

特殊自動車の使用による大気の汚染の防止を図り、国民の健康を保護するとともに生活環境を保全するため、公道を走行しないオフロード特殊自動車に対する排出ガス規制を新たに行う、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」が平成18年4月1日に施行されました。

規制対象:特定特殊自動車(オフロード特殊自動車)

公道を走行しない特殊な構造の作業車(油圧ショベル、ブルドーザー、フォークリフト、コンバイン(農業用)など)

特殊自動車の種類

①建設機械:油圧ショベル、ブルドーザー、ロードローラ、クローラクレーンなど

②産業機械:フォークリフト

③農業機械:コンバイン、トラクター

規制適用開始時期について

特定特殊自動車等に今回の改正による規制が適用される時期は、定格出力帯ごとに以下のとおりとなります。適用日以後の新しい型式の特定特殊自動車は、改正基準に適合する必要があります。
(括弧書き中の年月日前までが、改正前基準に適合した型式届出特定特殊自動車の経過措置期間と
なります。)
①定格出力130kW 以上560kW 未満の特定原動機を備えたもの
平成23 年10 月1日(改正前基準に適合した継続生産車及び輸入車については平成25 年4月1日)
建設機械:1.0m3クラス(日立ZX-240 定格出力132kW)

②定格出力75kW 以上130kW 未満の特定原動機を備えたもの
平成24 年10 月1日(改正前基準に適合した継続生産車及び輸入車については平成25 年11 月1日)
建設機械:0.7m3クラス(日立ZX-200 定格出力122kW)

③定格出力56kW 以上75kW 未満の特定原動機を備えたもの
平成24 年10 月1日(改正前基準に適合した継続生産車及び輸入車については平成26 年4月1日)
建設機械:0.4、0.45m3クラス(日立ZX-120 定格出力69kW)

④定格出力37kW 以上56kW 未満の特定原動機を備えたもの
平成25 年10 月1日(改正前基準に適合した継続生産車及び輸入車については平成26 年11 月1日)
建設機械:0.25m3クラス(日立ZX-75US 定格出力40kW)

⑤定格出力19kW 以上37kW 未満の特定原動機を備えたもの
平成25 年10 月1日(改正前基準に適合した継続生産車及び輸入車については平成27 年9月1日)
建設機械:0.1m3クラス(クボタU-30 定格出力20.0kW)

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特定特殊自動車排出ガス規制法については こちらへ

オフロード法報道発表資料については こちらへ

「オフロード車の排出ガス規制が始まります。」(法規制開始時パンフレット)
[PDF 505KB]

「軽油を燃料とするオフロード特定特殊自動車の排出ガス規制が強化されます。」
(平成22年規制強化時パンフレット)
1/2 [PDF 1,465KB] 2/2 [PDF 1,534KB]